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船前盤那

伊東巳代治みよじの秘蔵刀。
銘は大般若長光だいはんにゃながみつ
盛介光景みかげ光清みすみの姉。

六百貫(現在では6,000~9,000万円相当?)と価値をつけられたことから、大般若経(全六百巻)と掛け合わせて大般若長光と名付けられた。足利義輝、三好政康、織田信長、徳川家康、奥平信昌などの名将の元を渡り歩き、藩政期には武蔵国忍藩主・松平家が所蔵していた。維新後、山下亀三郎がこれを買い取り、いつ頃かは不明だが大正~昭和期には伊東の元に移ったようだ。
しかし当の本人は自身の刀としての価値に絶対的な自信と誇りを持っており、「主が誰かなど関係ない。自分は自分」という考えの持ち主だった。このため人間を見下した言動も見られ、自らの意志で人間側に歩み寄っていった浅依のことを理解できずにいたが、関東大震災で刀身が曲がり死にかけた際、自身を助けてくれたのは人間だったことから、認識を改める。この時の経験から、伊東や山下に対しては深い恩義を抱いている。

浅依とは過去にひと悶着あり。

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付喪神名
船前盤那