創作占いを受けてきた話
水煮さんに創作占いをしていただきました。
西洋の星占いでその人の作風や向いている創作のし方などを鑑定していただくというもの。
元々占い好きでずっと気になっていて、3回目の応募で運良く当選したので鑑定お願いしたよ！やったやった！
水煮さんのHPとツイッターはこちら。
月2回ほど抽選で受付されています。
http://hoshican.jp/
https://twitter.com/mizuni_can
まずは事前にこちらの情報をお伝えしました。
①生年月日（できれば出生時刻まで）
②生まれた場所
③見てほしい作品
④質問内容
事前にお送りした作品は怪奇談と神なき天誅
質問内容は
①創作における課題の克服法
②ネットとの付き合い方
③今後の運勢
④推しの歴史人物の鑑定
ざっくりこんな感じです。
４はごめん！私が好奇心を抑えられなかった！！！
初対面でものすごい無茶ぶりをしてしまいましたが、そこは流石水煮さん。大変的確に鑑定してくださいました（詳細は後述）ありがとうございます！！
質問への回答を振り返っていく前に、まず私の星座と創作におけるテーマ（欲求）についてお話します。
私の星座
太陽星座：射手座
- ここにないものを求める
- どこかに辿り着くことを求めていない
- 求めている最中に得られる刺激を求める
- 正しさ
- 裏に複雑な感情がある
月星座：牡牛座
- 自分の中にある感情を大事にする
- 堅実
- 現実的な生活を重視する
- 所有欲が強い
- 動かざること山の如し
（私は武田信玄だった…？）
その他：さそり座も入ってるらしい
- 感情が強い
- 渇望
- 満たされない
- 後悔
- 負の感情
ものすごく矛盾してやがる！！！！あと全体的にめんどくさそう！！！！！！水煮さんも一言で説明するのが難しい星回りだと仰っていました。
創作におけるテーマ(欲求)
「見えないものを見ようとしている時の感覚を味わい尽くす」
これだけ言われても「？？？」だと思いますので補足していきます。水煮さん曰く「まとめるのが難しいけど無理矢理まとめるならこんな感じです！」とのこと。なんて厄介な星回りなんだ…
感情を感じることに貪欲らしいです。それでいてここにないものを求めるので、何かを追い求めている時の快感だったり苦悩だったりに浸るタイプ？といったらいいのか。ゴールにたどり着くことが目的なのではなく、ゴールを追いかけている過程が目的のようなものなので、満足したら急に方向転換しだす。とても身に覚えがある。
作風は一言で言うと人間讃歌。人間のめんどくささの先にある美しさが描きたい。登場人物をどん底まで追い込んで、底をついたら一気に飛躍する感じ。それもかなり追い込み方がエグいと言われました。最終的にはいい一面も悪い一面も肯定するオチになるので悪にはならない。
すごい、初対面なのに既に私のやりたいことを的確に見抜いておられる…………あとめっちゃ褒め上手……
以下、質問内容に入ります。
①創作における課題の克服法
これは以前から悩んでいるプロットが破綻する問題。
あらかじめプロットを練っても途中からライブ感で暴走し、あちこちに矛盾や違和感を残したまま感情で押し切る終わり方になりがちなので、もうちょっとプロット力を上げられないものかな〜という相談。
これに関しては、そもそも矛盾がないものに興味が持てない人間なので感情で押し切る方向性で行った方がいいとのこと。
寧ろその矛盾だったり泥沼の感情バトルだったり、そういうのを描くのが好きな人間なので、矛盾のないスッキリした話は作者も読者も面白くないんでないかということらしいです。そういえば過去にスッキリ爽やかを目指したら毒にも薬にもならない話が出来上がったな…？
あえて論理立ててプロットを考えるとするなら、見せたい感情を意識したプロット作りをするといいとのこと。全体像は掴みつつ、振り切るところは思いっきり振り切る。それは現時点でも基本はできているそうなので(プロット暴走ババア咽び泣く……！！！)、安心して今の方向性のまま振り切ります！
ただ、キャラは絞った方がいいそうです。1人のキャラクターの感情に焦点を当てるだけでも大長編が描けるので、キャラは増やしても２～３人。それ以上増やすならさっさと殺す。
仰る通り、キャラ増やしたら全員主人公並に掘り下げたくなっちゃうので肝に銘じます…
②ネットとの付き合い方
以前はTwitterメインで活動していましたが、SNS依存がひどくなったので現在は個人サイトとpixivのみで活動しています。描いている最中はSNSをやらない方が調子がいいのですが、根っからの承認欲求お化けなので公開した後は反応を求めてネットを開く頻度が増え、Twitter出戻りしようかな～～～とか考えだします。(先月頭ぐらいがその状態でした…)こういう衝動と上手く付き合っていく方法をお尋ねしてまいりました。
これ、端的に言うと依存というより執着らしいです。
水煮さん「依存っていうほど弱い星回りじゃないですよね！！」
私（爆笑）
月星座が牡牛座なので現状に満足はしているのですが、常に射手座特有の渇望感があり、何かに執着するほどのめり込んでしまう。SNSやネットは際限なく見れるツールなので、私のような人間とは最悪の組み合わせですな…！！
水煮さん「多分反応はあってもなくても満足しないんじゃないですか？」
私「ああ～～～～～～そうです！！！(過去に何度もそれで界隈でやらかした前科者)」
対処法としては他の執着先を作る。他の趣味を見つけるとか、仕事とか。ただ、仕事に活かそうとすると裏社会とかが適職になっちゃうらしいので(借金取りとか893とか闇医者とか)、やっぱり創作で紛らわすのが一番？？？私そこまでヤバいやつだったのか……？？？？？？
人は好きだけど生身の人間と関わると好きすぎて相手を潰してしまう(これはすごい自覚ある)ので、基本壁打ちでたまに感想が来たら「ありがとー！」ぐらいの距離感を保つのが一番いいらしいです。つまるところ現状維持が最適でしょうか。どうしても寂しくなった時は性癖に刺さる作品を見つけて感想を送るといいとのこと！なるほど、それなら相手を潰さずに熱烈なラブコールができる！！今度から交流したくなったら支部かサーチに旅立ちます。
③今後の運勢
この辺はプライベートの話も含まれるので簡略化しつつ…
ここ1年ぐらいはあんまり目立った動きはない…？個人の意思ではどうしようもないので、あんまり頑張らない方がいい時期。逆を言えば、家庭の事情とか仕事の都合など、しょうがないから動くのはあり。
よっぽどの理由がないかぎり今年はおとなしくしてよう…
④推しの鑑定
岡田以蔵でお願いしてまいりました。
この辺からゆづりは人語を放棄して雄叫びをあげるだけの生き物になり果てた。
推しの太陽星座：水瓶座
- 情報伝達
- 知識を求める
- 自分の理想やアイデアを実現したい
- 一箇所に留まらない
- 自分を取り巻く社会全体を変えたい
推しの月星座：天秤座
- コミュ力が高い（そうなの…！？）
- 人の気持ちを敏感に察する
- 多くの人達と公平な立場で接する
えー、端的に言うと「皆のために嫌われる」タイプらしいです………
もうその時点で心が爆発四散していったんですが、もう少し掘り下げると他人の感情とか、時代が求めている声を無視できないタイプだそうで。自他境界のラインが皮膚の部分ではなく、もっと深いところにあるといったらいいのか…人の痛みや苦しみを察知して「それは違うだろ！」と世の中に代弁する。
水煮さん「歴史に名を残してるってことはそれを実行したってことだと思いますよ！」
私「あ”ーーーーーーッ！！！！！」
私はエネルギーの出力が一点集中らしいのですが、以蔵さんは全方位に出力するタイプ。スプリンクラーみたいな。以蔵さん自身の手に余るぐらい、自分という枠組みが大きい方なんだそうです。多分、彼のいう自分の枠組みの中には他人…というか世の中全体も含まれてるから…
だから頑張れば頑張るほど自分がわからなくなっていくし、自分のことを多く語らないし、そもそも語り方が分からない。本当に心を許せる人にしか自分を見せない。
彼の史料がおそろしく少ないのはこの辺も関係しているんでしょうか。
水煮さん曰くこの手のタイプの方は30～40代ぐらいになってようやく自分の扱い方がわかってきて、晩年には大器晩成になるそうなのですが…
私「あの…この人20代で亡くなってて…」
水煮さん「ああーー…それは踊らされた…というか皆のことを考えすぎて燃え尽きたんだと思います…」
私「ﾋｪｯ！！！！？？？」
現代でたとえるなら20代で早死にするアーティストみたいな。尾崎豊じゃん………？？？(たとえが古い)
本当に人の気持ちを察する勘が鋭い方らしいので、知らない方が幸せなことまで知ってしまう…そういう意味で「踊らされた」という表現をされたそうですが、じゃあ晩年の自白は土佐勤のためを思ってやった…ということ…！？
皆拷問で疲れてるし早く解放されたいけど、土佐勤の建前上誰も自白とかできないし…っていうどうしようもない空気の中、「俺が自白すればみんな楽になるんじゃね…！？」って思ったのか？？(この辺は個人的な妄想)
水煮さん「多分、一番知りたかったのは自分自身だと思います」
私「ｳﾜｧｰｰｰｰｰｰｯｯｯ！！！！！！！」
でもそのお言葉のお陰で私の以蔵解釈はそんなにズレていないのかなと思えました。自分と他人の境界線が曖昧で、他人のために頑張りすぎて自分が分からなくなる……うん、イメージ通りだしもっとイメージが鮮明になった。知れば知るほど動物占い狼って感じでぼくはうれしい（元々ゆづりは動物占いオタク）
そんな水煮さん曰く、私の歴史創作は推しの遺骨から肉と内蔵を復元する作業。それだ………史料という遺骨から推しを人体錬成する感じ……(？)
こんな感じであっという間に過ぎ去っていった1時間。突拍子もない質問にも丁寧にお答えしてくださり、鑑定の進行もスムーズに、かつ要点はしっかり掘り下げて進めてくださったので、終わる頃には不思議とスッキリした気持ちになっておりました。創作意欲もたくさん刺激していただいたので、また推しの復元作業がんばります。
水煮さん、本当にありがとうございました！
