神なき天誅1話 全頁公開しました
昨年末から上げる上げる詐欺を繰り返していてすみません。とりあえず見せれる形になりました。
序盤の導入に失敗してる感が否めないので加筆修正して今月中に冒頭のみ差し替えます。(多分これだと以蔵がなんで病んでるのかわからなさそう…)
差し替えが終わったらpixiv、アルファポリスにも投稿していきます!
アイキャッチは旧デザ以蔵と新デザ以蔵。
やっぱり描きやすいのは旧デザですが、新デザに慣れると「顔のいい以蔵なんて以蔵じゃねえんだよ!!!!!」と拗らせてくる(?)
さて、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、今回の話は史実通りの展開ではありません。
主な史実からの変更点
- 井上佐一郎は複数犯での絞殺→以蔵単独犯での斬殺
- 武市の本間暗殺の理由は会津と関与していることから幕府への内通を疑われたから(他にも諸説あり)→付喪神を否定されたから
- 以蔵は文久2年12月~文久3年1月の間に脱藩している→本間暗殺(文久2年8月20日)の直後に自殺未遂
- 以蔵の刀(前蔵の本体)は本間暗殺時に折れる→自殺未遂時に折れたことにする
他にもちょこちょこ変えていますが、大きな変更点はこの4つです。
以下、順番に言い訳していきます…
- 井上佐一郎は複数犯での絞殺→以蔵単独犯での斬殺
単純に史実通りの流れをプロット上に組み込む構成力が足りなかった(どうしても佐一郎さん暗殺までの流れがぐだぐだしてしまう&暗殺に関わった人たちを誰が誰だか説明するのが難しい)のと、刀が重要なキーアイテムなので序盤のうちに刀を目立たせておきたかったのもあります。どちらかというと前者の方が比重は大きいです…すまん… - 武市の本間暗殺の理由は会津と関与していることから幕府への内通を疑われたから(他にも諸説あり)→付喪神を否定されたから
当初は武市先生が本間さんから「一藩勤王は不可能」と言われたから…と考えていたのですが、話の主軸はあくまで付喪神への信仰なので、ここはシンプルに「付喪神を否定されたから」にしました。
(現実問題そんなことで人殺すんだろうか…???いやでもほんとに宗教にハマる人って宗教否定されたら相手を殺しかねない剣幕でキレるし…)(私は武市先生をなんだと思ってるんだ…) - 以蔵は文久2年12月~文久3年1月の間に脱藩している→本間暗殺(文久2年8月20日)の直後に自殺未遂
ここは……本当に申し訳ない…………
以前もさらっと書きましたが、神なき天誅は最終的に以蔵自身が武市先生から自立し、自分なりの神を見出すオチを目指しています。つまるところ以蔵自身が自分を肯定する話になります。(現時点では肯定もクソもありませんが!)なので、そのためには一度限界まで以蔵に自己否定してもらう必要がありました。じゃあ一番強力な自己否定ってなんだろうなぁと考えた結果、一番は自ら命を断つことじゃないか?と行きついた結果がこのオチです。大丈夫です、以蔵はここからちゃんと後編で立ち直ります!!!! - 以蔵の刀(前蔵の本体)は本間暗殺時に折れる→自殺未遂時に折れたことにする
私が以蔵と本間さんのやりとりに描写を割きすぎた結果、大事な前蔵の本体が折れて打ち直された史実ネタを入れられなかった………!!!!!この後自殺未遂した以蔵を前蔵が助け、その時に本体が折れた流れに繋げていこうかと考えていますがこれ以上はネタバレになるので控えます。
正直、今回身内以外誰からもフィードバックを受けずに描いたので、読者さんにどう伝わるか(そもそも内容が伝わるのか)全く未知数の状態です。
これまでと打って変わって付喪神が登場しない、歴史改変、テーマが信仰ときな臭い要素てんこ盛りなので、多くの読者さんが困惑していることと思います。私自身も付喪神がいないことでただでさえ申し訳程度だったコミカルさがさらに消し飛んでいき、ひたすら重苦しい!!!と苦戦してました。後編になったらもう少し重苦しさも半減すると思うのでみんな…ついてきてくれよな…!!!!
一旦は前・後編の2話で終わる予定ですが、それとは別で番外編として三セカを初期から応援してくださっていたある読者さんに宛てた話も描きます。そちらは武市先生を主軸に、朝太郎も出るよ!