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神なき天誅 後編公開しました&拍手返信

さて、終わりました。
これまで自創作では「付喪神は人間の信仰心の集合体」としてきましたが、ではその信仰とは何なのか。何故武士は刀を信仰するのか。そこを掘り下げたかったのが神なき天誅です。
それは今まで私自身もいつかは描くべきだろうとうすらぼんやり意識しながら、目を背けてきたところでした。
なので、今まで「付喪神って結局なんなの?」と聞かれた時に明確な答えを出すことが出来ずにいましたが…
今だったら「持ち主自身の軸となる考え方を刀に投影した存在」と答えます。
何かご利益をもたらしてくれるとか、願えば奇跡を起こしてくれるとか、そういう他力本願な存在ではなく、持ち主の中にずっといて、無条件で持ち主を受け入れてくれる存在。ある意味もう1人の持ち主のような、それが自創作における付喪神です。

以蔵はずっと外側からの救いを求めていたから付喪神が見えなかったけれど、最後の最後に自分の軸を見つけられたから付喪神が見えた。というお話でした。
同時に、私自身もまたずっと自分の軸を見つけられずにいたからこれまで付喪神が何なのか説明できなかったのかもしれません。

歴史創作を始めて8年。以蔵さんと出会って9年。
随分時間がかかりましたが、やっと私の中の岡田以蔵が完成したように思います。
8年前、旧作を描き始めた当時は以蔵さんの存在を知ったばかりで、「なんでこんな死に方をしないといけなかったんだ!!」と理不尽な思いをそのまま創作にぶつけていましたが、今は「あれは理不尽な死ではなくご本人が納得して辿り着いた死だったのでは?」と思っています。
傍目から見たらろくでもない死に際に見えるけれど、どんな人生であってもその人にとっては必死に駆け抜けた人生だったはず。それを勝手に憐れむ権利など、第三者の私にあるはずがないんだと。
あえてもう一度そこに踏み込む業の深い行為をしたけれど、それでもやってみてよかったです。
これでやっと(自分の中でですが)推しを眠らせてあげられる。
今はそんな気持ちでいます。(夢女みたいなこと言ってやがる)

これで自分のために描く神なき天誅は終わりですが、次の話は武市先生と朝太郎(武市先生の刀の付喪神)に焦点を当てた番外編になります。
そちらは旧作の頃から8年間ずっと読んで下さっていたある読者さんのために描きます。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
もしご興味があれば、番外編でもお会いできたら嬉しいです!

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