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進捗

ぼちぼちネーム進めてます。
今まであやふやにしてきた部分にメスを入れる作業。

本来の付喪神は民間で伝承されてきた民俗学的な存在だと思うんですが、それを無理矢理神道的な解釈に落とし込むならこんな感じ…かなぁと…
私自身はキリスト教(主に母の影響下)で育った人間なので、多分本来の神道や民俗学の考え方とはズレてるかもしれない。

神道の考え方だとこの世界には八百万の神々がいて、皆で魂を分け合って成り立っているんだよ~みたいな話だったと思うのですが(違ったらごめん)、それって物にも分けられてたりすんのかな?それが付喪神なのかな?という解釈。

それを南海太郎朝尊さん(朝太郎の父ちゃん)が書かれた「刀剣五行論」の考え方と照らし合わせていくと、

その鍛錬の法は、しめ縄を曳いて結界をつくり、怨神を退けて、精神を天地に満たし、五行の神徳を載せて、金火水土の利を悟る。身は炭灰をいっぱいにあび、顔面は汗に浸され、頭髪は乱れに乱れ、浄服は火の粉に破られ、身体はまるで異仙にあるかのようで、朝から暮れまで飲み食いを忘れ、久しき間、工夫を練ったのである。

とあるので、「鍛錬を通して極限までトランス状態になって神様とリンクすることで、金、炎、水、土など自然から授かった神様の恩恵を刀に込める」みたいな意味かなぁ…??

これらを自創作の世界観に落とし込むと、

  • この世界には付喪神よりさらに上位の神々がいる(いわゆる古事記に登場するような神様)(この辺は私も詳しくないので作中では深くは触れない)
  • 彼らから刀工が魂をお借りして(多分刀工自身の魂も分けられて)生まれた存在が(刀の)付喪神
  • だけど生まれたばかりのまっさらな魂なので、人から信仰されなければ神にはなれない
  • 逆を言えば人から恐れられたり忌み嫌われたりしたら妖怪になりうるし、そもそも存在を認識されなかったらあっという間に死ぬ
  • だからうちの付喪神は信仰を集めるのに必死になる(素狂、お前のことやぞ)

みたいな感じ?

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