【同人再録】三千世界の夢を見る 下ノ弐(最終巻)

これの続き。
これでラストです!

エピローグ

 

 

後書き

さて、終わりました。
果たしてここまで耐久してくださった方がどれくらいいらっしゃるのか…
もしいらっしゃったとしたら、この場を借りて深く御礼申し上げます。
この巻の話をやりたいがためだけに土佐編を描きました。

三セカ土佐編は
「自分のやったことに対して一番困っているのは以蔵本人だとしたら?」
というのがテーマで、これは私が最初に以蔵について知った時から感じていたことです。
実際の史実では行動の痕跡は残っていても「何故そうしたのか?」という部分が謎だったり、
それでなくても京都からいきなり江戸へ行ったりと突拍子もない行動が多いので
史料からは何を考えているのか読み取りにくい部分が多いですよね。
自白のくだりなどを見ていると土佐勤の足を引っ張っただけに見えるので、
粗暴な人物と捕えられがちですが、果たして本当にそうだったのだろうか?
本当に粗暴だとしたら、あんな繊細な辞世の句は書けないのではないか?
という思いから土佐編を描き始めました。

そしてタイトルの意味ですが、
「三千世界」というのは「三千世界の鴉を殺し~」という高杉のあの有名な都々逸からとってます。
そこから土佐編の貞也はまだ高杉のことを知らない状態、という意味を込めてこのタイトルにしました。
同時に外の世界を夢見ている貞也、みたいな意味も込めてます。
長州編のタイトルが「三千世界の鴉と共に」なのは
高杉と出会い、共に最後まで生きていく貞也という意味です。

…とはいえ、結果的に土佐編の貞也は前蔵に主人公の座を奪われてしまったので、
これだったら土佐編は最初から前蔵主人公で描いた方が良かったな…
と今になってみると思います……
色々と未回収の伏線や削ったシーンも多いので、
その辺も含めてゲーム版の方で改良していきたいです。

ということで、ここまでお付き合い頂きありがとうございました!!
今後の三セカは長州編も含めてゲームの方で展開していきますが、
もし宜しければそちらもどうぞよろしくお願いします。