1. HOME
  2. 独り言
  3. 7/3(日)DJ日本史「後で悔やんだ暗殺者たち」感想

7/3(日)DJ日本史「後で悔やんだ暗殺者たち」感想

いやちょっと待ってくれ、あいじろ????貴方様方いま「児玉愛二郎」っておっしゃいました????????推しの名前が全国ネットのラジオで流れていった?????NHKが推しを追いかけている……??????

https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/dj-nihonshi/xOMohjVXrm.html

7/3(日)に放送されたNHKラジオ「DJ日本史」のテーマが「後で悔やんだ暗殺者達」で、河上彦斎、津下四郎左衛門と並んで児玉愛二郎が紹介されたらしいです。まさか松村邦洋の口から児玉愛二郎という言葉が出てくる日が来るなんて誰が予想しただろうか。
津下四郎左衛門さんの話は初めて知ったのですが、エピソード聞いただけで絶対好きになる予感しかしないので森鴎外の小説読みます。

で、本題の愛二郎さんなんですが。

「『実は昔闇討ちされてさぁ!!』
『えーっそいつ酷いですね!!』
なんて話してる時に
『あの…僕ですけど……』
とか言えないよね!」

いやそれな。
それな(大事なことなので2回言いました)

個人的にはっとしたのが、堀口茉純さんが「今でいうネット上の誹謗中傷に近いかもしれませんね」と仰っていた話。闇討ちって夜だから顔も見えないし名乗りも上げないから、匿名感覚でできちゃうのかもしれないと。昔みたいに「やあやあ我こそは」なんてやらないし。そこへ加わる愛二郎の「皆に意気地無しと思われたくなかった」という動機。
ツイッターで例えるなら「皆叩いてるから、こいつなら何を言ってもいい」と思って批判して、そこにいいねとかつくと承認欲求が満たされて余計エスカレートしていく悪循環。
そのコミュニティの中でウケる行動が正義になるっていつの時代のどの界隈でもあるんじゃないか?というお話に、確かになぁ〜〜と。幕末はそれが現実世界の斬り合いで行われていたと思うと、なるほどそりゃ血なまぐさい時代になるわけだ。

あと個人的に衝撃的だったのが、

松村さん「いや〜俺が井上馨だったら『俺は最初からお前が犯人だって気付いてたよ(キリッ)』って話を盛っちゃいそう」
私「え???松村さんもしかして怪奇談読みました????」(思考の飛躍)

そんなところまで解釈合致????うそぉ??????と(勝手に)飛び上がりました。
井上さんご本人の回想でも「あれは政治上の対立だから俺はなんとも思ってないよー」って言ってるあたり、本当に恨んでなかったんだろうなと私も思ってるよ…そんなカオル・イノウエの度量の深さに打ちひしがれる人がまた1人増えて僕は元気になりました(こなみ)

ただ、愛二郎が犯人だと知った馨が「おぬしがか…」と絶句したという逸話も口伝で伝えられているらしくて。もしそれが事実だとしたら、愛二郎に対して何も思うところがなかったわけではないのかもしれない。

ともあれ、素晴らしいラジオをありがとうございました。何よりよく言われている「卑怯者」のイメージとはまた違う語り口で児玉愛二郎のことをお話してくださってありがとうございました。感想というかもはやただのキモオタの雄叫びである。

はぁーーーーー生きてればいいことあるもんだ…

独り言

独り言一覧